『求伝法華宗詩』江口大象 墨蹟
求伝法華宗詩
海内求縁力 帰心聖徳宮
我今弘妙法 師教令無窮
両樹随春別 三卉応節同
願惟圓教使 加護助興隆
海内に縁力を求め 心を聖徳の宮に帰す
我今妙法を弘め 師教をして無窮ならしめん
両樹春に随って別れ 三卉節に応じて同じ
願くは唯だ円教をして 加護し興隆を助けしめ給え
伝教大師が四天王寺の聖徳太子廟に参詣されたときに捧げられた詩の一節。弟子の光定が「伝述一心戒文」に記したもの。
私は日本で法縁を得て心を聖徳太子に帰依します。
妙法蓮華経を弘め、聖徳太子の教えを永遠のものとしようと思っています。
春に木の枝が枝分かれするように、仏教にも宗派などの違いあっても元は同じです。
どうか私が弘めようとしている円教(法華一乗)を加護し興隆をお守り下さい。
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