『極樂寺縁起』江口大象 墨蹟
白雉の砌
法道仙人開闢の節は
道脇寺とや云けん
後王家より
浄土曼陀羅御寄附
有しより爰も己身の
弥陀の国とて
極楽寺と勅号ありしとぞ
当山、白雉の頃仙人開闢の節は道脇寺とや云けん。後此曼陀羅、王家より御寄附有しより爰も己身の弥陀の国とて極楽寺と勅号ありしとぞ。
これは、寺宝の「浄土変相曼荼羅(當麻曼荼羅)の略縁起の巻物より抜粋したものです。
白雉二年に法道仙人により開山された当時は道脇寺といっていたが、後に極楽浄土を描いた曼荼羅を帝よりご寄付賜った、故に此の地も阿弥陀如来の国といえるので極樂寺という寺号が勅号された。という内容です。
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